昨日はお仕事。
管理組合の打ち合わせでマンション役員AさんBさんともろもろ相談。
うち1名の役員Bさんの意見がとっぴょうしもない・・・。
どうみても無駄な清掃員の勤務時間を減らして費用を下げよう!
→変えない方が良い。
有り難いと思っている人もいるはずだ。
点検で指摘が上がっているエレベーターの部品を改修しよう!
→業界団体はどこですか?
必要かどうか聞いてみます。もっと研究をした方が良い。
壊れてから直す程度でいいんです。
排水ポンプで異常が出ているから交換しよう!
→すでに異常信号が出ているなら交換はしなければならないが
原因は突き止めた方が良い。
交換する前に調査した方が良い。たとえ費用がかかっても。
物知りな方ではあるのだが、発想が奇抜で、個人的な見解なら面白いのかもしれないが、みんなで共有の財産に対してその対応はできないよ~というものばかり。
全てにそんな調子でどんどん時間がたつことにイライラ。
が、もう一人の役員Aさん。
そんなBさんにイライラする様子もなく、すべて貴重な意見としてとらえ、反論はするが、話し合いと言う姿勢を少しも崩さず、真摯に回答をする。
おそらく誰に対しても、こうやって対応しているだろうことが伺える。
尊敬できる人だ。それに比べて私はなんて凡人なのだろう、溜息つきそうな私はなんて心が狭いのだろうと思った。
こんな対応は「よーし、わたしも寛容になろう」と思ってできるものではない。
Bさんは、Aさんや私が正論を言ったところで何も聞きやしない。
「私は必要と思う!=これは必要ですよ!」なのだ。
ただ、エレベーターの件で、わたしがPOGだとかFM契約だとかメーカーと保守系会社のちょっとしたうんちくを話したら
「そうなんだよ!」と喜ばれた。
「君、わかってるね!」
と思ってもらえれば、気持ちも和らいで聞いてくれる気がする。
知識ある信念深い人にはこれしかないかも。
突拍子の無い意見には、
蘊蓄で返す。これでいこう。
Aさん、ありがとうございました。
人の意見を尊重する姿勢、尊敬します。